3/22(火) 共同研究「戦後日本におけるセクシュアリティと親密性の再編」特別セミナー(2)「純潔教育」開催のお知らせ
今年度最後の催しとして特別セミナー(2)「純潔教育」を開催いたします。
皆さまのご参加をお待ちしております。
日時: 2011年3月22日(火) 13:00-16:30
場所: 京都大学文学研究科新館地下大会議室
講師: 川村邦光氏、斎藤光氏
コメンテーター: 小山静子氏
タイムスケジュール:
13:00-14:00 | 講演I 斎藤光氏 「1940年代後半から50年代前半にかけての純潔教育施策──その意味を考えるために」 戦後文部省の社会教育局が中心となり推進した純潔教育に関しては、二つの機関が省内に作られた。第一が純潔教育委員会/純潔教育分科審議会であり、1947年6月4日発足し、1961年7月7日、正式に消滅した。第二のものは、純潔教育懇談会(1958年9月~1963年3月)であり、これについては詳しい研究はまだ出来ていない。第一の「純潔教育委員会/純潔教育分科審議会」では、その活動として、啓蒙的パンフレットの出版を試みた。ここではその概要を示し、「男女の交際と礼儀」など一連のものの形式と内容を考察し、その意味を考える。 |
14:00-14:10 |
質疑応答 |
14:10-14:20 |
休憩 |
14:20-15:20 |
講演II 川村邦光氏 「純潔/純血イデオロギーをめぐって」 純潔教育は青少年男女に多大な影響を及ぼしたのか、それが疑問だった。確かに純潔の規範・イデオロギーは拘束力をもった。このイデオロギーは一定の物質力をもって実体化されたがゆえに、効力があったと考えられる。それが純血であろう。純血とて、観念・イデオロギーなのだが。この純潔と純血のイデオロギーが補完し合うことによって、相乗効果をあげたのではないか。戦前の純潔/純血イデオロギーが戦後どのように生き延びたのか、その痕跡を探りたい。 |
15:20-15:30 |
質疑応答 |
15:30-15:40 |
休憩 |
15:40-16:00 |
コメント 小山静子氏 |
16:00-16:30 | ディスカッション |
主催: コアプロジェクト「戦後日本におけるセクシュアリティと親密性の再編」
代表: 小山静子
幹事: 赤枝香奈子、今田絵里香
ポスターのダウンロードはコチラ>>(240KB)
2011年3月11日(金) 21:10 JST