アジアの知的共通基盤づくりのために、各社会についてについてそれぞれの言語で書かれた重要業績を収集・翻訳・出版する事業を進めています。現在の参加国は韓国、日本、ベトナム、タイ、インド。
京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」では、親密圏・公共圏に関する先行研究をまとめたリーディングスの編集をプログラムの大きな柱としています。親密圏・公共圏を研究対象とするときの基本テキストとなると考えています。
現在、親密圏の中心テーマとなる家族のリーディングスの編集作業を行っております。日本、韓国、ベトナム、タイ、インドの編集委員による会議がおこなわ れ、テーマ別の論文選定をおこなっております。日本語、英語での出版をめざしており、実現すると同一テーマのアジア地域の比較が可能になります。
日本については、家族研究が豊富でありますので、国際比較バージョンに先行する形で、単独のリーディングスを出版する予定です。そのためには、どの先行 研究を選ぶか、どの部分を抜粋するか、そして各先行研究はどのような位置づけにあるのかを解題としてまとめなければなりません。
現在、このような作業をおこなっていますが、本プログラムは大学院生を対象とした教育プログラムでもありますので、大学院生が関わる形で勉強会をおこな いたいと思います。先行論文のレビューをして解題まで書きたいと思われる方、この機会に日本の家族に関する先行研究を勉強したいと思われる方など、どのよ うな方でも関心がある方は参加いただければと思います。
・ 第1回 勉強会
・ 第2回 勉強会
・ 第3回 勉強会
・ 第4回 勉強会
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