木村 栄美

所属:京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2012年度)

履歴:
2008年 3月 京都造形芸術大学大学院博士課程芸術専攻修了(学術博士)
2008年 4月 京都造形芸術大学比較藝術研究センター研究員
2008年12月 総合地球環境学研究所 プロジェクト研究推進支援員
2009年 4月 総合地球環境学研究所 プロジェクト研究員(‐2011年 3月)
2011年 4月 総合地球環境学研究所 外来研究員
2012年 4月 京都造形芸術大学通信教育部芸術学部非常勤講師
2012年 5月 現職

主要業績:
・ 「禅院清規にみる煎点とその展開」(「茶の湯文化学」第11号、茶の湯文化学会、2005.11:P16-40)
・ 「唐代喫茶文化」(京都造形芸術大学比較藝術学センター編「Aube―比較藝術学」第4・5号、淡交社、2009.3:P41-60)
・ 「盧同の茶」(「茶の湯文化学」第19号、2012.2:P1-24)
・ 「陸羽・盧仝の茶とその展開」(「桃夭」第20号、2012.3:「桃夭」第20号:P102-125)
・ コラム「中世に描かれた米文化」(佐藤洋一郎監修・木村栄美編『ユーラシア農耕史』第2巻、臨川書店、2009.5:P70-88)
・ コラム「東西の中の東洋の喫茶文化」(佐藤洋一郎監修・木村栄美編『ユーラシア農耕史』第4巻、臨川書店、2009.10:P345-359)

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:
・現在の研究テーマ
喫茶儀礼を中心とする日本の喫茶文化史をテーマとする。中国茶文化を背景とし、喫茶文化萌芽から茶の湯成立への展開過程を解明することを目的として研究を遂行している。また、日本における煎茶の受容、さらには喫茶と深い関わりをもつ饗応料理についての研究も進めている。

 ・GCOEへの抱負
茶に関する研究は、製茶法、近世における茶の湯、茶道というものが注目されがちであるが、茶の湯の原点となる喫茶儀礼についての研究はまだ十分とは言えない。特に日本における喫茶は、茶の湯という、茶室という特別な空間において、客をもてなすための独自の形式スタイルで今日まで受け継がれてきた。そうした型に込められている精神性は、人と人との関係性を重視していたことを窺わせる。本プロジェクトにおいては、そうした異分野における研究成果を生かし、あたらな視点で「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」というテーマに取り組めれば、と考えている。

GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

研究プロジェクト
GCOE次世代出版PJ「フィールドにおける親密圏」、メンバー

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