猪股祐介

所属:京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2012年度)

履歴:

2005年3月 東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻単位取得満期退学

2005年4月  日本学術振興会特別研究員(PD)(至2008年3月)

2008年4月 京都大学国際交流センター非常勤講師(至現在)

2010年9月 現職
 

主要業績:

・「『満洲移民』の植民地経験―岐阜県郡上村開拓団を事例として」、『相関社会科学』12号、2003年、2-20頁。

・「想起される満洲」山本有造編著『満洲―記憶と歴史』京都大学学術出版会、2007年、68-101頁。

・「満洲体験を語り直す」蘭信三編著『日本帝国をめぐる人口移動の国際社会学』不二出版、2008年、289-312頁。

・「満洲農業移民から中国残留日本人へ」蘭信三編著『中国残留日本人という経験―「満洲」と日本を問い続けて』勉誠出版、2009年、11-47頁。

所属研究班:歴史研究班

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:

 ・現在の研究テーマ

  満洲移民の戦後言説に関する社会学的研究。本研究の目的は、満洲移民の戦後言説とそれを生産する社会関係がいかに変容してきたかを明らかにすることである。具体的には、引揚援護事業、拓友会活動、国際交流事業等における言説と社会関係の在り方を考察する。

 ・GCOEへの抱負

  本GCOEでは、中国帰国者が、国家賠償請求訴訟を通して、世代間連帯やNPO設立など、新たな親密圏・公共圏を構築しつつあることを検討する。またこれを満洲移民の戦後言説を生産する親密圏・公共圏の変容の一つとして位置づけて考察する。

GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

1 研究プロジェクト

 (1) 文部科学省科学研究費補助金 若手研究(B)「満洲移民の戦後言説に関する社会学的研究」(2010年4月-2013年3月)研究代表者

 (2) 京都大学グローバルCOE拠点プログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」 次世代ユニット研究 「満洲移民の戦後言説に関する社会学的研究」(2010年9月-2011年3月)研究代表者

2 成果公表(2010.4-)等(成果刊行物、口頭報告等のリスト)順次蓄積

 (1) 成果刊行物

  ・「異郷に郷土をつくる-凌霜塾と郡上村開拓団」. 『史苑やまと』8号. pp.34-47. 2010年3月.

  ・「オーラリティにおいて当事者性を問う意味」. 『日本オーラル・ヒストリー研究 』(6). pp.49-51.2010年9月.

 (2) 口頭報告

  ・「満洲移民と郷土主義―岐阜県郡上村開拓団を事例として」. 京都大学人文科学研究所「移民の近代史」共同研究班(班長:水野直樹). 2010年7月.

  ・「満洲移民経験者の語りの登場―1950年代の『開拓団史』を中心に」. 日本社会学会第83回. 2010年11月.
 

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