南 誠

所属: 京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2011年度)

履歴:
1989年12月 中国より日本に定住(現在は永住)
2002年3月  早稲田大学大学院アジア太平洋研究科 修士課程 修了(国際関係)
2003年4月  京都大学大学院人間・環境学研究科 博士後期課程 編入学
2008年3月  京都大学大学院人間・環境学研究科 博士後期課程 研究指導認定退学
2008年4月  日本学術振興会特別研究員(PD)/国立民族学博物館外来研究員 (2011年3月まで)
2008年4月  駿台外語アンド観光専門学校非常勤講師 (2010年3月まで)
2010年6月  日本学術振興会優秀若手研究者海外派遣特別研究員(中国・清華大学社会学部) (同年12月まで)
2011年4月  現 職/国立民族学博物館外来研究員

主要業績:
・「『中国残留日本人』の歴史的形成に関する一考察」、日中社会学会『日中社会学研究』(第13号)、148-174、2005年。
・「『中国残留日本人』の語られ方——記憶・表象するテレビ・ドキュメンタリー」山本有造編『「満洲」記憶と歴史』京都大学出版会、252-290、2007年。
・「『中国帰国者』をめぐる包摂と排除——国籍と戸籍に注目して」庄司博史編『移民とともに変わる地域と国家』国立民族学博物館、121-137、2009年。
・「『満洲移民』体験再考——戦後の『引揚者』と『中国帰国者』を中心に」日本大学国際研究所『日系移民と国際交流——戦前の日本移民はグローバリゼーションを推進したか』、140-151、2009年。
・「戦後の中国における『日本人』政策——ポストコロニアルと国民統合の視点から」日中社会学会『21世紀東アジア社会学 第2号』、120-135、2009年。
・「想像される『中国残留日本人』——『国民』をめぐる包摂と排除」蘭信三編『中国残留日本人という経験——「満洲」と日本を問い続けて』勉誠社、40-69、2009年。
・「『中国帰国者』の歴史/社会的形成——国民、エスニシティ、コミュニティ」永野武編『日中社会学叢書2 チャイニーズネスとトランスナショナルアイデンティティ』明石書店、116-148、2010年。
・「アイデンティティのパフォーマティヴィティに関する社会学的研究——『中国残留日本人』の呼称と語りを手がかりとして」『ソシオロジ』55(1)、57-73、2010年。
 

所属研究班:

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:

 ・現在の研究テーマ
  「中国帰国者」の境界文化に関する実証的研究
  「中国帰国者」の境界文化における親密圏と公共圏の変容と再編成
  満洲の歴史と記憶に関する日中比較研究 (「満洲移民」ディアスポラの研究)
 

 ・GCOEへの抱負
  これまで、中国帰国者を包摂/排除する日本と中国の国民国家体制と法制度や、日本社会における中国帰国者の言説と社会的まなざし、当事者の集団的実践と個別実践に着目して、研究してきた。本GCOEでは、中国帰国者の境界文化における親密圏と公共圏の変容と再編成について研究する。本GCOEでの研究活動を通じて、親密圏と公共圏に関する日中比較研究をめざしたい。
 
GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

1 研究プロジェクト

(1)

(2)

2 成果公表(2011.4-)等(成果刊行物、口頭報告等のリスト)順次蓄積:

(1) 成果刊行物

(2) 口頭報告

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