宮本和歌子

所属: 京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2012年度)

履歴:
2002年3月 京都大学文学部卒業
2003年4月 京都大学大学院人間・環境学研究科共生文明学専攻修士課程入学
2005年3月 同上修了
2005年4月 同上博士後期課程進学
2011年3月 同課程所定の研究指導認定 博士(人間・環境学)

主要業績:
・「『ぺてん師と空気男』と『The Compleat Practical Joker』」、『国語国文』第七八巻四号、pp. 1-20. 2009年4月
・「江戸川乱歩『ぺてん師と空気男』論」、『歴史文化社会論講座紀要』第七号、pp. 13-30. 2010年3月
・「江戸川乱歩「猟奇の果」の成立」、『国語国文』第七九巻一〇号、pp. 1-15. 2010年10月
・「江戸川乱歩「闇に蠢く」論」、『国語国文』2011年6月号採録決定済


所属研究班:

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:

 ・現在の研究テーマ
江戸川乱歩文学の成立に寄与した日本国内外の諸文芸作品に関する実証


 ・GCOEへの抱負
江戸川乱歩「幽霊塔」を通じて見る欧米科学技術の受容形態
昭和に書かれた江戸川乱歩の「幽霊塔」は、黒岩涙香による明治期の翻案作品「幽霊塔」をさらに翻案したものである。結末が知られてしまうのを防ぐため、原作者名を涙香が偽って発表していたことから、乱歩は涙香の「幽霊塔」しか読まず、翻案を行った。原作はウイリアムスン「灰色の女」である。乱歩、涙香の二つの「幽霊塔」、「灰色の女」の三作品を比較することにより、明治期の日本、昭和初期の日本における欧米科学技術への意識や、日本国内での受容形態の変化を考証したい。
また、歌舞伎や落語といった日本の伝統的な娯楽の要素と、海外の探偵小説を融合させて成立したのが乱歩の作品であるといえるが、その乱歩作品を翻訳し、乱歩が刺激を受けたエドガー・アラン・ポーやコナン・ドイルを輩出したイギリスやアメリカへ発信し、諸国での反応を調査してみたい。
 
GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

1 研究プロジェクト

(1)

(2)

2 成果公表(2011.4-)等(成果刊行物、口頭報告等のリスト)順次蓄積:

(1) 成果刊行物

(2) 口頭報告

|5,885 閲覧件数 印刷用画面

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