越智正樹

所属: 京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2011年度)

履歴:
2002年3月 京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻修士課程 修了(農学修士)
2004年4月 日本学術振興会特別研究員(DC)(2006年3月まで)
2005年9月 佛教大学非常勤講師(現在に至る)
2006年4月 近畿大学非常勤講師(現在に至る)
2006年9月 神戸女学院大学非常勤講師(現在に至る)
2011年1月 京都大学大学院農学研究科生物資源経済学専攻博士後期課程 修了(京都大学博士(農学))


主要業績:
・『場所とコミュニティとの同時創発としての「地元」存立に関する地域社会学的研究─沖縄県西表島における地域開発諸問題を事例として─』(学位取得論文)、2011年1月.
・「被占領期西表島における日米共同開発計画の顛末――沖縄周縁部開発施策の実態と地域の経験――」『島嶼研究』11:1-24、2011年3月.
・「八重山戦後開拓集落と母村との間の親族間交流の変容」京都大学GCOE<親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点>次世代研究ワーキング・ペーパー8、2010年1月.


所属研究班:  フィールド調査班

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:

 ・現在の研究テーマ
移動性の高い地域での資源管理の文脈における、コミュニティとロカリティとの不均一的な編成に関する地域社会学的研究


 ・GCOEへの抱負
私のこれまでの研究は、主に沖縄戦後開拓集落に焦点を当てたものであり、また2009年からは結婚移民に関する調査も進めております。いま関心があるのは、いわゆる地域再生の文脈における「地域貢献」の意味と移民・移住者との関係です。
地域再生においては少なからず、コミュニティの再編が重視されています。個化した親密圏の集合によって人口が増加した場合、それによって公共圏としての地域社会の存続が可能になったとしても、「誇り」「愛着」「住みよい」といった生活の質が創出されるとは限りません。そこで、人口を確保しつつ異質性の高まりによる弊害を緩和するために、コミュニティ再編が強調されているわけです。
ただ、このコミュニティ再編に関わるべき「多様なステ-クホルダー」の措定そのものにおいて、ある種の人々に対する包摂/排除が駆動していると想定されます。排除されがちなのは、地域に貢献しないと見なされる人々、わけてもそう見なされた移民や移住者などです。そこで私は、各事例における「地域貢献」の評価軸と上記の包摂/排除の論理との関連性に焦点を当て、コミュニティ再編の志向性そのものを分析することを通じて、地域再生における親密圏と公共圏の再編成の実態を考究したいと考えています。

 
GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

1 研究プロジェクト

(1) 次世代研究ユニット「八重山戦後開拓集落と母村との間の親族間交流の変容」(2008)

(2)

2 成果公表(2011.4-)等(成果刊行物、口頭報告等のリスト)順次蓄積:

(1) 成果刊行物

(2) 口頭報告

|4,646 閲覧件数 印刷用画面

越智正樹 | 0 件のコメント | アカウント登録
コメントは投稿者の責任においてなされるものであり、サイト管理者は責任を負いません。

shownewstories

もっと見る

shownewstories_but

もっと見る