太郎丸 博

所属:
文学研究科 准教授

履歴:

機関名・職名 就任年月 退任年月
大阪大学 人間科学研究科 博士後期課程 :   1993年4月   1995年4月(退学)
大阪大学人間科学部・助手   1995年4月   1997年3月
光華女子大学 文学部 講師/人間関係学部助教授      1997年4月   2003年3月
大阪大学 人間科学研究科・助教授/准教授   2003年4月   2009年3月
京都大学 文学研究科・准教授   2009年4月  

主要業績

太郎丸 博, 2005,  『人文・社会科学のカテゴリカル・データ解析入門』ナカニシヤ出版
太郎丸博編,2006,  『フリーターとニートの社会学』世界思想社
太郎丸 博, 2009,  『若年非正規雇用の社会学』大阪大学出版会
太郎丸 博, 2005,  「合理的選択理論:行為と合理性」盛山和夫・土場学・野宮大志郎・織田輝哉編『〈社会>への知・現代社会学の理論と方法(上):理論知の現在』勁草書房, pp.121-138
太郎丸博,2006,  「Laudanの研究伝統論による社会学理論発展法の考察」『社会学評論』57(1): 41-57
太郎丸 博, 2007,  「大学進学率の階級間格差に関する合理的選択理論の検討―相対的リスク回避仮説の1995 年SSM 調査データによる分析―」大阪大学大学院人間科学研究科紀要 33, pp. 201-212
太郎丸博 2007,  「若年非正規雇用・無業とジェンダー――性別分業意識が女性をフリーターにするのか?――」『ソシオロジ』52(1): pp.37-51
太郎丸博・吉田崇, 2007,  「若者の求職期間と意識の関係 ―「やりたいこと」は内定率に影響するか―」『理論と方法』22(2): 155-168
太郎丸博, 2008,  「社会階層論と若年非正規雇用」直井優・藤田英典編『講座社会学13 階層』東京大学出版会, pp.201-220
長松奈美江・阪口祐介・太郎丸博, 2009, 「仕事の複雑性スコアの構成: 職務内容を反映した職業指標の提案」『理論と方法』24(1): 77-93

所属研究班:
理論研究班

現在の研究テーマとGCOEへの抱負
現在の研究テーマは大きく分けて2つあります。第1のテーマは非正規雇用と社会階層です。非正規雇用の増加、特に若者の間でのそれが社会的に注目されましたが、非正規雇用が日本の階層構造の中でどのような位置を占めているのか研究しています。なぜ正規雇用と非正規雇用の間に賃金格差があるのか、非正規雇用に就くと女性の場合でも結婚が遅れるのはなぜか、非正規雇用から正規雇用への転職は増えているのか、といった問題を調べています。第2の研究テーマは、社会学の社会学と社会学方法論です。社会学はいかにあるべきなのか、という問題は、社会学の方法論の問題として、欧米の学説研究を通してなされてきましたが、私は別の方法でアプローチしています。すなわち、社会学の社会学です。社会学の実情をきちんと調査して明らかにすることを通して、日本の社会学が進むべき道を考えています。今年は『社会学評論』と『ソシオロジ』に掲載された論文の方法について調べました。GCOEへは、理論的に貢献したいです。

GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動
(1)委員会・役割分担等
未定
(2)研究プロジェクト
なし
(3)このGCOEに関連した成果公表(2008.7~)等
なし

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