渡邊拓也

所属:京都大学GCOEプログラム「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点」研究員(2011年度)

履歴:

2000年3月 京都大学大学院文学研究科 社会学専修 修士課程修了

2002年10月 フランス国立社会科学高等研究院(EHESS) DEA課程修了

2004年10月 フランス政府給費奨学生

2009年3月 京都大学大学院文学研究科 社会学専修 博士後期課程研究指導認定退学

2010年 フランス国立社会科学高等研究院 Ph. D(取得見込)

主要業績:

・「G.H.ミードにおける「主我」と主体性:ラカン精神分析の見地から」『京都社会学年報』第7号,1999年12月,204-229頁.

・「モルヒネ中毒と法医学:フランスの事例(一八八〇−一八九九)」『ソシオロジ』第47巻第2号, 2002年10月, 21-36頁.

・「医療化の周辺:ADHDの出現とその功罪」『京都社会学年報』第12号, 2004年12月, 91-108頁.

・平田昌司・渡邊拓也編著『国際交流の観点から見た文学研究科webサイトの調査報告および文学研究科への提言』, 京都大学大学院文学研究科, 2010年.

所属研究班:理論研究班・歴史研究班

現在の研究テーマとGCOEへの抱負:

 ・現在の研究テーマ

  逸脱の系譜学。19世紀フランスの社会史・精神医学史。初期の「ドラッグ」(薬物中毒)の問題を中心に、正常性からの偏差として現れる近代以降の社会的逸脱が、いかにして病(やまい)、狂気、犯罪といった「病理的なもの」としてスケッチされてきたか、また正常性そのものの成立過程と歴史的変遷についての調査研究を進めている。

 ・GCOEへの抱負

  社会規範がその準拠点を健康(健常)なものへと移して行く19世紀以降、例えば公共空間の安全性を脅かす「異常者」(潜在的犯罪者)は病理として記述され始めましたが、こうした現象はつまるところ国家理性としての人口概念に裏付けられていたように思います。他方でグローバル化により、国家という枠組みそのものが揺らぎ始めた現代あるいは「第二の近代」においては、ここに何らかの構造上の変化が起こっている筈ですから、このGCOEでの活動を通じて、そうした問題に少しでもアプローチできればと個人的には考えています。微力ながら頑張らせていただきたいと思いますので、皆様どうかよろしくお願いします。

GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動:

1 研究プロジェクト

 (1)

 (2)

2 成果公表(2010.4-)等(成果刊行物、口頭報告等のリスト)順次蓄積

 (1) 成果刊行物

 (2) 口頭報告
 

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