所属:京都大学高等教育研究開発推進センター・人間・環境学研究科 教授
学位:博士(文学)(京都大学)
個人URL:http://with.k.kyoto-u.ac.jp/jun/
主要業績
・『インターネット空間の社会学 ――情報ネットワーク社会と公共圏』 世界思想社、2000年
・「サイバースペースと公共性――情報公共圏論の展望――」
伊藤守・林利隆・正村俊之編 『情報秩序の構築』(社会情報学への接近 3)、
早稲田大学出版部、2004年
・「思想的アリーナとしての情報社会論」
水谷雅彦編 『情報』(応用倫理学講義 第3巻)、岩波書店、2005年
・「情報公共圏論の再検討――アーレントの公共性論を手がかりとした試論――」
早稲田社会学会 『社会学年誌』 46号、2005年
・「都市の変容――工業社会から情報化社会へ――」
間宮陽介編 『都市とは何か』(岩波講座 都市の再生を考える I)、岩波書店、2005年
所属研究班:理論研究班
現在の研究テーマとGCOEへの抱負:
ハーバーマス、ギデンズらの社会理論をベースとしつつ、「情報化」「ネットワーク化」を基軸とする現代社会のマクロな構造変動とミクロな行為/コミュニケーションの変容との関係について、両者を媒介するする空間としての公共圏に焦点を置きながら研究してきました。その際にとくに重視してきたのは、「情報化」「ネットワーク化」をギデンズらのいう再帰的近代化、あるいはハイ・モダニティの帰結としてとらえる視点です。
GCOEへの参加により、これまでの研究の視野を、一方では親密圏と公共圏との同時的再編成という視角から、他方ではアジアにおけるモダニティと西欧におけるそれとの比較という視角から、さらに拡大していくことを通して、GCOEの研究・教育にも貢献できればと考えています。
GCOE「親密圏と公共圏の再編成をめざすアジア拠点における活動
委員会等
・情報ネットワーク委員会委員長
・次世代研究者支援委員会 委員
研究プロジェクト
・国際共同研究「公共圏と『多元的近代』の社会学理論」(2008-2009)研究分担者
このGCOEに関連した成果公表(2008.7)等 (成果刊行物、口頭報告等のリスト)
・「社会システムとリスク――「リスク社会」としての現代社会」
吉川栄和(監修)『新リスク学ハンドブック――現代産業技術のリスクアセスメントと安全・安心の確保』、 三松株式会社出版事業部、2009年
・「リスク社会における『存在論的安心』の可能性」
「学習する組織による安全文化醸成」ワークショップ (京都市 キャンパスプラザ京都、2008年12月12日)
・「情報ネットワーク社会における〈監視〉と〈プライバシー〉」
システム制御情報学会 講習会「あなたのプライバシーは護られていますか?――監視社会におけるプライバシー保護のあり方と最近の工学的取り組み」 (立命館大学大阪オフィス 7Cセミナールーム 2009年1月28日)